今日のブログは飛騨木工のダイニングチェアについて、愛知県半田市のお客様からご依頼いただいた修理を参考にお話していきますね!

長年使っているダイニングチェアが
「座り心地悪い」
「布が破れた」
「脚がぐらつく」
そんな時、すぐに買い替えを選ぶのはもったいないかもしれません!?
修理(張り替え・ウレタン交換・木工補修)によって、座り心地とデザインを取り戻せるケースが非常に多いです。
今回は、その事についてわかりやすく解説できたらと思いますので是非最後までお読みください☺️
なぜダイニングチェアを修理するべきか?5つの理由
- コストパフォーマンスが高い:高級チェアでも修理なら新品より安く済むことが多いです。特にホテルや旅館、喫茶店や飲食店などお店の椅子などはインテリアや会社、お店のイメージ作りもあると思うので高級な椅子が使用されている事も多いです。そして、お店単位になると数もあるのでその分価格が抑えれるかと思います☝️
- 思い出や家具の価値を残せる:家族の思い出、譲り受けた家具を手放さずに使い続けられます。
- 環境に優しい(SDGs):廃棄量を減らし資源を大切にできます。
- デザインを一新できる:生地や色を変えるだけでインテリアに合わせたリメイクが可能
- 耐久性を回復できる:内部のウレタンや接合部を補修すれば、長く使える状態に☝️
症状例
1) 座面のへたり(クッションがつぶれた)
原因:ウレタンの劣化・圧縮
対処法:ウレタン交換、フェルトやウェービングの補修。ウレタンは密度と厚みで座り心地が変わります。
使用頻度やお客様との打ち合わせの中で、決めていきます☝️
2) 生地の破れ・縫い目のほつれ
原因:擦れ、紫外線、ペットの爪など
対処法:部分補修/全面張替え。本革は染め直し・補修材で延命可能。合皮は張り替え推奨します☝️
3) 脚のぐらつき・接合部の緩み
原因:接着剤の劣化、木ネジの摩耗、木材の割れ
対処法:再接着・ボンド注入・ダボ打ち・ネジ穴の埋め直し、必要に応じて金属プレートで補強。
4) 背もたれの緩み・ガタツキ
対処法:接合部の補強、背パネルの取り替えや内部補填、古い接着剤の除去と再施工。
5) 塗装の剥がれ・キズ
対処法:サンディング→下地処理→着色→クリア塗装。木部の質感を活かした再塗装で見違える仕上がりに。
施工事例(ビフォー&アフター)
ダイニングチェアの張替え
今回、愛知県半田市のお客様からダイニングチェア8脚のご依頼をいただきました。
大人数が出入りする場所で使用されているとのことでした。あとは、お子様が勢いよく座ったり、体格もいいのもあって
よく座る椅子は特に座面が凹んでいました。
あとは元々のデザインが切替線があるデザインでそこから裂けてきてしまっていました。
こればかりは、縫う=針を通す。穴を開けると同義なので劣化してくるとどうしても避けれない部分ではあります。


対応としまして
新しい合皮へ張り替えとなりました。

針がたくさん打ってありますし、専用工具を使用してケガに気をつけて外していきます!

そうして、新しい生地を張っていきます☝️
施工後

ダイニングチェアの種類
今回は、ダイニングチェアの中でも作業工程が少ないボウズ張りと言われる椅子でした☝️
①今回同様の座面が外れるタイプ

裏面でビスなどで止まってるデザインが多いです。
③座面が外れないタイプ(フレーム張り込み)

あとはペーパーコードなどありますが、割愛します☝️笑
まとめ
ダイニングチェアは毎日の生活に欠かせない家具だからこそ、劣化も避けられません。
特にダイニングチェアが使用される場所は??
ご家庭はもちろんですが、飲食店、喫茶店、ホテル、旅館などは食堂や客席などで使用される想定なものが大部分を占めているのではないでしょうか?
なので、使用頻度が多く汚れや擦れなども多く発生する為劣化していく事になるかと思います。
しかし、修理することで新品同様の座り心地、また見た目の美しさを取り戻せます。
「買い替え」ではなく「修理」という選択肢を持つことは、財布にも地球にも優しい暮らし方です。
長年使用してきた椅子でもう一度快適なダイニングライフを楽しみましょう